レンタルフォト(写真)詳細
| トップページ | カテゴリ一覧 | 買い物かご | 価格・支払・配送方法・写真利用規定 | 北京市 > 北京故宮・世界遺産


商品番号bei_jing0109
商品タイトル北京故宮・世界遺産
 北京市
レンタル価格20,000円
送料送料込

数量


この情報をメールで送る
photo説明
北京市/紫禁城/北京故宮・世界遺産/皇帝/皇宮/木造建築物/屋根/黄瑠璃瓦/故宮博物院/明代/清代/1983年8月12日に撮影

■故宮博物院
故宮は明・清代の皇宮の後で、かつて紫禁城と呼ばれた。紫は古代中国の天文学で紫微垣という星座に由来し、この星は天帝を指す。
つまり紫禁城とは、一般民衆は入ることができない“禁断の皇城”を意味した。現在は宮城全体が故宮博物館として内外に開放されている。
 故宮の面積は約72万平方メートル、大小の部屋は約9000もある。代々、宮廷に保管されてきた皇帝、皇后たちの宝物の数々は、いわば中国芸術における粋ともいうべき物ばかりで、その魅力は測り知れない。もし全体をじっくり見学するなら、少なくとも1週間は必要だろう。
 故宮は、南端の天安門から北端(後門)の神武門に至る南北の直線上に、主要な桜門や殿宇が並び、「外朝」と「内庭」に分かれる。
 まず天安門をくぐり端門を過ぎると、世界最大といわれる牛門に至る。いわばそこから先が“故宮”である。なかには広い庭内に太和門、太和殿、中和殿、保和殿など、かつての皇帝が儀式を営み政務を司った巨大な建築群がそびえる。黄金色の琉璃瓦、紅殻色の障壁、浮き彫りの施された白大理石の階段・・・それらが夕日に映える様は、まさに“雲上の世界”である。
 一方、「内庭」にもやはり一直線に並んだ乾清宮、交泰殿、坤寧宮などの建物がある。こちらは皇帝の私的な生活が営まれ、皇后や太子たちの住居になっていた。
 故宮には上記の建物のほかに、文物を陳列する青銅器館、陶瓷館、明清工芸美術館、珍宝館、絵画館などがある。後門の神武門を出た向かい側の山が景山で、今は公園になっている。
 ところで、故宮博物院が成立したのは民国時代の1914年。その後、中国は日本の進攻にともなって次第に戦雲に包まれてゆくが、故宮に収蔵保管されていた数多くの文物もまた、その余波を免れることはできなかった。戦禍を避けるため、故宮の主要な文物は約3000箱に収められて、南京、宝鶏、漢中、成都、重慶、昆明と点々と疎開し、日本が敗戦してのちは国共内戦により、それらの文物の大半は国民党とともに台湾に移送されたのである。今日、台湾にいは立派な国立故宮博物院の両方を参観してこそ、はじめて“故宮”を知ることができるのではないだろうか。“二つの故宮”に日本と中国の戦争の影を落としていることを忘れてはならないだろう。
●上記レンタル価格はカラーです。解像度はすべて300dpiでポジをスキャン致します。
●モノクロデータは300dpiを一律5000円(税・送料込)でレンタル致します。モノクロをご希望のお客様はご連絡下さい。

●チャイニーズ・フォトグラフでは、中国各地のポジを約10万点所有しております。お探しのフォトがネット上で見つからない場合は、お気軽にお問合せ下さい。